クロノス
最悪だ。
駆けながらシンは素直にそう思った。
こんな時に『クロノス』の『ホロコースト大量虐殺』があるなんて…しかも『レジスタンス』までいるかもしれないのに…
だとすれば、この両者と同時に戦うことになるかもしれない。更にはクレアの安否が気遣われる。彼女もなんとかして助け出さなければ…
(…できるのか?一辺にそんなことが…)
いや、やらなければならない。人が傷ついて、死んでゆくのを見るのはもうたくさんだ。
前方に『クロノス』の小隊が散開して街を破壊しているのが見えた。
逃げることは許されないし、奴等を全員戦闘不能にするまでは、倒れる事も許されない。
シンは覚悟した。
街の人々を逃がす為に、クレアを助ける為に、剣を抜く事を…